マルタ戦が終わって
2006年06月08日
ドイツ戦はほんと鳥肌が立つくらい素晴らしい試合でしたね!
攻撃面では多彩な連携で屈強なドイツ選手達を翻弄してました。
セットプレーでの課題は残したものの、
W杯本戦に向けて、非常に期待を抱かせる内容でした。
で、勢いをつけてW杯に向かうためのマルタ戦だったわけですが・・・
いや〜フラストレーションの溜まる試合でしたね。
ドイツ戦で見せた連携が影を潜めてしまいました。
相手がガチガチに固めていたので、
ボールポゼッションは高いのですが、
活きたパスがつながらない。
ミスパスが目立つ。
攻めきれない、まさに攻めあぐねる悪い時の日本。
見かねて後半、坪井に替えて小野を投入し、
フォーメーションを4-4-2に変更。
途中、ワクワクするパス交換が少し見られたものの、やはり崩しきれない。
続けざまに中田浩二、小笠原を入れ、
さらに巻と稲本を同時投入し、
4-5-1のワントップに!
惜しい場面もありましたが、しかしイマイチはっきりとした攻撃の形は見られず。
初めての形だけにシュミレーションとしての意味はありましたが、
レギュラー組と控え組との連携不足を改めて露呈することとなりました。
特に後半終了近くのカウンターアタックの場面。
中田から左サイドの小笠原への鋭いパスだったんですが、
小笠原はパスを待って受けようとしてました。
でも中田の意図としてはスペースに走り込みながら受けて欲しかったはず。
パスが強くて通りませんでしたが、
あの場面が象徴していたように思います。
途中からジーコの意図としては、
試合から離れている控え組の選手に実戦感覚を取り戻させるという意味合いで、
あれだけたくさんの選手を替えたのかなと思いました。
それにしても、ちょっと思ったんですが、
もしかしてレギュラー組と控え組をシャッフルして練習ってやってないんでしょうか!?
サッカーの練習方法は全く詳しくないんで、
詳細はわかりかねますが、
あれだけ極端にチームとしてのパフォーマンスが落ちていたので、
かなり不安に思いました。
いや〜まさかやってないってことはないか〜。。。
マルタ戦はまさに日本の悪い癖、
「相手に合わせるサッカー」をやってしまいました。
強い相手には潜在能力を引き出されるのか、
見事な試合をすることが多いのですが、
一方、弱い相手にはその相手のレベルに合わせて戦ってしまう。
モチベーションの問題や、
ひいて守られてしまった際の攻め手に乏しいという問題はありますが、
W杯では、オーストラリアもクロアチアも、
日本戦で積極的に勝ち点3を狙ってくるはず!
予選の展開・状況によってはブラジルも!
先制されてガチガチに守られると非常に厳しいですが、
お互いが攻め合う展開であれば、
日本の特徴・良さを十分発揮することができると思います!
楽観的かもしれないですが、大いに期待する部分は大きいです!
開幕まであと1日。
初戦まであと4日。
ケガ人も多く、時間も残り僅かですが、
なんとかコンディションを上げて、初戦を迎えてもらいたいものです!