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避けられたはずのスト

2004年09月17日

このところ、あえて野球の話題は避けていたのですが、
今日は書かずにはいられない!です。

ご承知の通り、ついにストを行うことを選手会側が決断しました。

プロ野球、史上初のストライキが決定
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20040917-00000027-spnavi-spo.html


ついにというか、やはりというか、機構側との折り合いはつかなかった。
1試合1億円以上とも言われる経済的損失を被る為、
オーナーたちにとってはかなり厳しい結論となったのだが、
これまでの話し合いの経緯で、ずっとひっかかていたことがあった。
それはオーナー側、機構側の「危機意識の希薄さ」だ。

そもそもなぜ選手会側がストを決断するに至ったのか、
一番最悪の結果を選ばざるを得なかったのか、
ひとえにその責任は一番被害をこうむるオーナー達にある、といっても過言ではない。

もともとオリックスと近鉄の合併問題が持ち上がった6月の段階から、
選手会側は再三にわたってオーナー達との話し合いの場を求めていた。
にもかかわらず、「経営権の問題」の一点張りでいっこうに話し合いに応じようとはしなかった。
今回の「スト」という手段は選手会側にとっては最後の手段だったのである。
このことは全国のファンは十分承知している。

スト実施が現実化してきた中で、やっと交渉の場を持ったのだが、
さて持ったのはいいが、本当に話し合いをする気があるの?といった始末。
選手会最大の要求である「合併の1年延期、又は新規参入の積極的受け入れ」
をまともに議論しようとしていない。
先週の交渉後にもあいまいな言葉を並べ立て、うやむやにしようという姿勢が伺えた。

交渉後の近鉄球団社長の発言をとっても、
本当にストを避けようとしているのか?
また本当に選手会と話し合う心づもりがあるのか?
と大変疑問に思う。
合併見直しを検討する、ということでストが延期になったのに、
その直後に「合併白紙はない」と発言する始末。

こうやって順々に見てきても、やはり「危機意識の希薄さ」は否めない。
これあくまでも僕の推察だが、
オーナー側、機構側は「ストはなんとか回避できるだろう」
と甘く考え過ぎていたのではないだろうか。
「まあ、なんとかまとまるだろう」「本気でストするわけがない」と。

もっと真剣に、そしてもっと早くから真摯に交渉に応じていれば、
きっと今回のような結果にはならなかったと思う。
さんざんに選手をないがしろにしてきたオーナー達の認識の甘さ、
そのツケが回ってきたと思うのだ。

さあ、これから実際にストが実行されていく中で、
オーナー達自身で解決策を見いだせるのだろうか。
選手会を納得させる案は限られている。
いや、選手会だけでなく、全国のファン・国民を納得させられる案を提示しない限り、
延々とヒール(悪役)を演じ続けることになるだろう。
「避けられたはずのスト」は、もう避けられない。

コメント (3)

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Every great advance in natural knowledge has involved the absolute rejection of authority.

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nakagawax (Nakagawa Masaru)

京都に生まれて育ちました。
東京で作曲・編曲活動しています。

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2004年09月17日 23:09に投稿されたエントリーのページです。

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